本日は私がビーポーレンを買い付けている環境についてのお話。
日本ではちみつはとてもポピュラーな食べ物ですが、自給率はなんとわずか7%。国産はちみつはとても貴重で高級品。私たちが普段口にしているはちみつはほとんどが輸入品です。輸入先の第1位が中国。次いでアルゼンチン、マヌカハニーが人気のニュージーランドは6位、イタリアは13位だそうです。
13位ながら日本ではイタリア産のはちみつはとても人気が高いです。その秘密は、イタリアは全ての養蜂を有機農法で行わなければならないという法律が1991年にヨーロッパで最初に制定された国だからです。
ではここでロルヴァゲル養蜂場のビーポーレンのパッケージを見てみましょう。
パッケージに記載されているアルファベットAIABはイタリアの政府機関で「イタリア有機農業協会 Associazion Italiana per I'Agricolture Biologica」の略。イタリアの養蜂のルールはとても厳しく、無農薬で、養蜂をする周りの環境の条件などもきちんと決められています。
さらにパッケージの裏にはユーロリーフというヨーロッパの有機栽培の認証マークがあり、こちらは MIPAAF(イタリア農林食料政策省)が発行しています。
ということで、イタリアの天然はちみつは全てがオーガニックなのです。
しかし、近年中国産の水あめを混ぜた低品質のものが「はちみつ」として市場の出回っているといいます。これは一概に低品質のものを輸出する中国が悪いというわけではありません。イタリアの経済状況は年々悪くなり、消費者が「とにかく低価格のものを!」と品質を度外視した低価格の製品の求めるようになったためです。
ロルヴァゲルさんはオルヴィエート(イタリア中部の観光地)のお土産屋さんで売られているトリュフ蜂蜜に辛辣な評価を下します。「俺はトリュフの香りを付けただけの水あめをトリュフ蜂蜜なんて言って商売してるやつらが大嫌いだよ。」
その言葉を聞いて、私はちょっと耳が痛くなりました。実はお土産に便利で私も何度か買った覚えがあるからです。しかし最初はトリュフの香りがするのですが、香りが抜けた後は蜂蜜のクオリティが露呈してしまう製品。真面目に養蜂をやっているロルヴァゲルさんからしたら、イタリア産のはちみつの評判を落としかねない、と腹立たしい思いをしているのかもしれません。
兎にも角にもアクアエミエーレが扱っているロルヴァゲル養蜂場のビーポーレンは安全と安心が保証された環境で生産されているのです。
ビーポーレンは毎日スプーン1杯を目安に食べる食品です。スプーン1杯といえど、毎日体に取り入れるものは、安心して食べることができる品質のものをお届したい。。。いくら体によいものでも、残留農薬が検出されるような食品は本末転倒なのです。
自分の体は毎日自分が食べるものでできています。コロナ禍のこんな時代だからこそ、日々、何を選択するかは私たち一人ひとりの課題なのではないかと思うのです。